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人生はユーモアの調味料

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2005-01-27

_ [雑記] 紹介

 なんか最近忙しくて、自分のblogへの書き込みどころか、見たのすら久しぶりなのだが、それでいきなりリンク元に、「彼氏の親に紹介」というのがあって笑った。実際検索してみると3サイトのうちの一つに挙がってるな。

 しかし何を探してきたのか知らないけど、参考にはならなかっただろうなあ。

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2007-01-27

_ [読書メモ]『“文学少女”と飢え渇く幽霊』

“文学少女”と飢え渇く幽霊

 『“文学少女”と死にたがりの道化』の続編。毎回古典文学作品のストーリーを下敷きにした学園コメディミステリーモノ。ということで、モチーフとなった文学作品が分かってしまうとある程度ストーリーも読めてしまうので、その辺の情報はなるべく読前には仕入れない方が良いかもしれない。読みながらモチーフの文学作品を当てていくのは結構楽しかった。他の巻だとわりと最初に明かされるのだが、これは結構後の方まで引っ張るのでそう言う読み方が面白いと思う。

 私はと言えば半分程読んだところで分かってしまった。とは言え私はその作品は読んだことはなくって、『ガラスの仮面』で出ていた断片的なイメージから分かってしまったのであった。これが教養というものだよ(嘘)。つうかそんな断片的なイメージで分からせてしまうとは、マヤ、、、恐ろしい娘。

 現代日本では不自然な婚姻関係とか、超自然的と言ってもいいくらい不自然に思われる展開があったりもするが、その辺もモチーフの文学作品から引き継いだモノなので、やむを得ないと言えばやむを得ないのだろう。とはいえなんとなくそこがしっくり来ないので、1、3巻からは多少落ちるような印象だな。遠子先輩のコスプレタイムもアッサリ流されてしまっているし。

 とはいえコスプレが流されても、コメディミステリーの「コメディ」部分をほぼ一手に引き受ける遠子先輩の見せ場は十分。数字を食べても味がしないと言っていた遠子先輩が、最後に数字の暗号を目を潤ませながら食べるところや、心葉が義弟に会ったと聞いて慌てるあたりが見せ場だな。

_ [読書メモ]『“文学少女”と繋がれた愚者』

“文学少女”と繋がれた愚者

 つうこって文学少女シリーズ第三弾。今回はなぜか文芸部が文化祭で劇をやります。今まで背景だった登場人物たちが動いてきます。一巻で取って付けたようなと評したツンデレ娘もなかなか興味深く絡んできます。再登場の人物もいたりして、以前の経緯を踏まえた活躍をしますよ。そしてそうやって登場人物も一通りこなれて起承転結の「承」まで進んだ感があるなか、最後の一行で爆弾が落とされます。もう次から「転」が来ますよって感じがひしひしとしちゃいますよっ!

 ってなわけでうん、面白い。凄惨な事件が起こり、遠子先輩が文学少女の妄想力を発揮してそれを解決します。登場人物たちの過去が明かされ、それが心葉の過去と関連があることが仄めかされます。そしてその関連はそれなりに平和な現在へと侵食してくることが匂わされる所でこの巻は終わり。

 しかしいつもはコメディ担当の遠子先輩、今回も男装でヘラヘラした演技をしてしっかり担当をこなしつつ、泣かせもきっちり用意します。笑いと涙、吉本新喜劇なみの黄金の組み合わせをきっちり踏襲してますよ。心葉を劇中の台詞を借りて励ますあたりは心が震えます。尊敬できる女性にああいうセリフを言われたら男はたまらんですよ。地の果てまで自分の理想を追いかけちゃいそうだ。

 でも心葉はサッパリ素直でなくって、芥川に抱きついた遠子先輩を見て嫉妬しても、それだけ登場人物にシンクロしているのだろうとか思っちゃうんだよねえ。その辺どれだけ自覚できるかが次巻以降の鍵になるでしょう。

 そんな心葉も、おそらく次巻ではいよいよ過去と向き合うことになると思われます。彼はちゃんと過去に立ち向かうことができるのでしょうか? 自分の心の弱く柔らかい部分を遠子先輩に託していることに気がつけるでしょうか? そして遠子は自分のおやつ作家を力づけ、無事過去と対峙させることができるのでしょうか? ななせの心葉との過去と想いは? 竹田さんのダークサイドはなにか変化を見せるのか? 美雨の復讐心は? 芥川の慕情は?

 あと2、3巻程度で程よく終わりそうな雰囲気で、これでうまくまとまれば傑作と呼べるシリーズになるのではないかという予感がします。


 ちなみにこの作品の番外編的な「今日のおやつ」というシリーズが、今web連載されている。第一回目からほんのりほんわか。

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