2006-01-03 [長年日記]
_ [雑記]spam2
新年早々またも笑いの精が宿ったspamが届く。
某国立大医学部ニ年の秋山都子と申します。 あなたにお願いがあってメールしました。私は今、 「精嚢分泌液に内服されるセリンプロテアーゼ(主にPSA[Prostate-specific antigen]) の空気接触に伴う状態変化について」 という課題についてレポートを書かされているのですが、 書物だけで調べてもなかなか進めることができないでいます。 私はこれまで20年間男性経験が一度も無かったため、 精嚢分泌液、つまり精液に関する実地的な知識に乏しいのです。 (地元の高校に居る間は父が厳しく、男性と交際する機会がありませんでした) それに伴いまして是非一度、成人男性の本物の精液を採取し、 この目で確かめた上でレポートの参考にしたいのです。 もしも差し障り無ければ、あなたの精液を採取させてもらえないでしょうか。 決して肉欲的な意味でのお願いではありませんので 採取方法は主に手や口を使うのみとさせて頂きますがご了承くださいませ。 (とはいえあなたが私に対して女性的な魅力を感じて頂けなかった場合、 採取行為が不快に感じられてしまう恐れもございますので、 ご希望に応じて予め私の顔写真などを送付させて頂くことは可能です。 ちなみに私の身長は157cm、体重は44kgです) 場所はどこかホテルの一室を取ろうと考えております。 交通費、ホテル代、お礼としてのお食事代程度しかこちらでは負担できませんが、 (何分学生の身分なので申し訳ありません) ご都合を付けて頂けないでしょうか。 お返事を頂ければ、今後のスケジュールなどを追ってご連絡差し上げます。 それではどうかご検討くださいませ。 秋山都子
「決して肉欲的な意味でのお願いではありませんので採取方法は主に手や口を使うのみ」って所がなかなか無理矢理で心を打たれるw。ちなみに不妊検査などで精液のサンプルが必要になった場合などは、「自分で出してもらう」形らしい。看護婦さんが「手伝う」なんてことはないようだ。残念。
2006-01-13 [長年日記]
_ [ライブ] Dream Theater Octavarium Tour
と言うわけで会社を途中で切り上げてやってきましたよ東京国際フォーラム。Dream Theater初参戦。今回のツアーでは東京は昨日今日と二日ライブをやるわけですが、そういう場合は二日目には有名なクラシックロックのアルバムのカバーをやってしまうという、なかなか遊び心のあるバンドだったりします。しかも今日はその二日目ということでどんなカバーをやるのかわくわくというお楽しみもありますよ!
定刻5分ほど遅れてスタート。なんと!いきなり知らない曲です。なにぶん俺はDream Theaterは1st/2ndと最近の二作(Train of ThoghtとOctavarium)と武道館ライブしか持っていないので、知らない曲も多かったりします。「全曲知らないとライブに行く資格はない」そんなふうに考えていた時期が俺にもありました(AA略)が、老い先が短くなった今はそんな固いこと言わずに行けるとき行こうぜって感じで今回も参戦しております。まあそういう青いこという若造には小指で勝てるほどの老舗のプログレッシャーだし(嘘)。
とか言っても結局第1部は7曲中3曲は知らない曲だったという。やはりこれはちょっとキツかったかも? 第1部のセットリストは以下のとおり。ありがちなセットリストは前日やってしまったので、本日は裏セットリストっぽい感じ。
- The Glass Prison
- This Dying Soul
- Never Enough
- Panic Attack
- Just Let Me Breathe
- Raise the Knife
- Home
第1部が終わると15分ほどの休憩がはさまって第2部(っつうか2部構成になっているロックコンサートってどうよ)。いよいよカバーライブです。
どきどき。kbdのジョーダンが音だし。ハモンドオルガンの音色。Drのマイクはスネアでタカタカ。この感じは!と言うところでラブリエがMC。
"Song called Highway Star"
そこでペトルーシがGtでGコード。ぎゃぎゃぎゃ〜〜〜ん。そしてフィードバック。
なんと、Deep PupleのHighway star。これがオープニングってことはアルバム"Machinhead"のカバー?それとも"Live in Japan"のカバー? Live in Japanだと一時間以上あるしちょっとぐたぐたなジャムっぽいアドリブも多いけどまさかやるのかね。そう考えるとMachinheadだよなあ。でも"Maybe I'm a Leo"とかされてもな(本家パープルは一時期ライブでやってました)。それにこのイントロはどう見てもLive in Japanだし。とか考えつつもちょいとのりのり。DTは歌えなかったけどこれは全部歌えるぞ。と言うか口ギター口ドラム口ハモンドもできますよ?
ということで結局Live in Japan全部結構完コピっぽくやられてしまいました。"Strange Kind of Woman"でのGtとVoの掛け合いや、"Mule"のドラムソロ。"Space Trukin'"の後のアドリブパートも。MCもほぼ完コピ(笑)。ラストはギターを床においてフィードバックさせたままの退場。どう見ても完コピ魂炸裂です。どうもありがとうございました。
とは言っても本当の完コピというわけでもなく、ソロワークや細かいアレンジにはDTの各メンバーのテクニックを十分生かした工夫があって、もうわたしゃ大満足ですわ。あとはChild in Timeのハイトーンシャウトがラブリエでも出切ってなかったりして、改めてイアン・ギランの偉大さを感じたり(レア音源とか聞くとイアン・ギランも出ないときもあったようだけど)。と言うことで第2部のセットリストはこう。
- Highway Star (Deep Purple)
- Child In Time (Deep Purple)
- Smoke On The Water (Deep Purple)
- The Mule (Deep Purple)
- Strange Kind Of Woman (Deep Purple)
- Lazy (Deep Purple)
- Space Truckin' (Deep Purple)
ということで終わったわけですが、これでそのまま終わらせるわけには行きませんよ。ってことで執拗に拍手をしアンコールの要求。まあこのアンコール前提の予定調和的セットリストってのはどうかという部分もあるがそこはそれ。
でもってアンコールの一曲目も知らない曲だったりして。も少しCD集めようと思いました。最後はおなじみ"Pull Me Under"で。途中でテンポを早くするアレンジありでちょっと面白かった。でアンコールはこの二曲。
- The Spirit Carries On
- Pull Me Under
結局終わったのは10時過ぎ。7時開演なので3時間ちょっと。休憩があったとは言え、その間たちっぱなしだと腰が。。。でも基本的には(DTの曲以外のところでというちょっとどうかというところもあるけど)大満足。非常によかった。
でもなんか家に帰ってから掲示板とか見てみると、今回のカバーライブについて不満を言っている人がなんか多いですな。ファンクラブの掲示板なんて不平たらたら。2chのスレもいわずもがな。確かにLive in Japanはジャムっぽい感じが強すぎて初めて聞いた人にはつらいかもしれないな。
でも文化っていうものは、非常にぶっちゃければ、知っている人同士の内輪の楽しみという色彩はどうしてもあるので(極端な例ではパロディとか本歌取りとか)、それを言っちゃあなあと言うのはあるね。「俺の知らないことをやるな」では先に進めないよ。周りも君も。
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