2007-09-01 [長年日記]
_ [CD]Faker Holic
『FakerHolic』と言えば、Yellow Magic Orchestraの1979年のワールドツアーのライブ盤。その辺のライブ盤と言えば『公的抑圧』が出ているわけだが、それは残念ながら契約の都合上サポートギタリストの渡辺香津美のプレイが収録されていない。彼のプレイが収録されているのがこの『FakerHolic』なのである。が、残念ながらこれは廃盤なので、結構な値段で取引されているらしい。今現在のAmazonのマーケットプレースでは\4,500〜12,000也で出ている。
で、これを見つけたわけだ。BookOffで。BookOffは基本的に値付けが甘くて、結構貴重なものがとんでもない値段で出ていることがあるのだ。普通の古本屋は小さいところでもその辺はちゃんとしていて、昔仙台の近所の小さな古本屋でも、ゼラズニィの『地獄のハイウェイ』が300円くらいの本が1000円以上で売られていたりした（それでも神保町価格よりは格安なのだが）。
ま、とにかくそういうことで、つまりこのFakerHolicはなんと\1,550で出ていたわけだ。即買いですよ。こういう出物があるので、出先でBookOffを見かけたときはなるべくよってみる様にしている。もちろんそう言う出物を見分ける知識と運というのは必要なわけだが。
現在ぼちぼち聞いているが、YMO自体がまず懐かしいな。渡辺のギターもこのころからスリリングだ。というか今よりもラフで、この感じの方が好きだなあ。
2007-09-23 [長年日記]
_ [ライブ]Jan Akkerman
なぜか六本木のJazz系のライブハウスというベタベタな状況へと向かう俺。というのもかのオランダのプログレバンド、FocusのギタリストであったJan Akkermanが来日してライブをするからですよ。去年も来ていたのだけど、「ハコ」が同じで、そういうベタベタな状況に気後れしていかなかったのだが、今年はついに参戦。
バックのメンツは全員オランダ人。デカイ。なにせ男の平均身長180cmのお国だからな。前半は最近のフュージョン系の曲。知ってる曲はなかったがまあまあ。やはりクリーントーンでお行儀良く弾くよりディストーションサウンドの方がいいなあ。1時間ほどやって休憩を挟んで第二部だとよ。
第二部はいきなり"Answers? Questions! Questions? Answers!"からスタート。その後"Anonymous II"、"Focus II"、"House of the King"、"Hocus Pocus"、"Sylvia"なんて感じでFocus大会出し惜しみなし。"House of the King"なんかはアレンジ効きすぎて何の曲か分からんかったけど。もう一曲アレンジ効きすぎて何の曲か分からないのがあったな。まあこれはやはり大盛り上がり。俺の後ろにいたアンちゃんは大興奮。特に"Sylvia"、"Hocus Pocus"やったときは「嘘っ！」なんてシャウトしてたよｗ。まあ気持ちは分かる。
アンコールは2曲で終了。最後は"Hocus Pocus"のrepriseで締め。Focus時代の曲をこんなにやるとは思ってなかったので、嬉しい誤算でしたよ。
ちなみに客はやはりプログレ度高し。隣のオッサン客はアンソニー・フィリップスとかアンディ・ラティマーとかいう人名を注釈なしで普通に会話で使っていた。そう、そこはエディ・ジョブソンを説明するのに「スティングが昔いたポリスというバンドのドラマーが昔やっていたカーブドエアというバンドでバイオリンとキーボードを弾いていた人」と説明せずに済む世界なのだった。
「ハコ」は料理とかもいけそうなのでそのうち試してみたい。高いけど。次はテリー・ボジオが来るらしいので、またその時にでも。しかし"Solo Drum Tour"ってどうよｗ。ボジオらしいが。
2007-09-24 [長年日記]
_ [技術]Windows上のPythonでの、osモジュールのlistdir()やwalk()の戻り値の文字コードについて
Active Python 2.4で、osモジュールのwalk()やlistdir()を実行すると、指定したフォルダ名が返ってくるわけだが、その時の文字コードがちょっと問題になった。資料によるとNTFSでファイル名はUnicodeで管理されているので、戻りもUnicodeらしいのだが、どうもShiftJISらしい。
色々調べてみると、これらメソッドの引数の文字コードがUnicodeの場合はUnicodeで返すが、それ以外の場合はShiftJISで返す仕様のようだ。
つまり、
>>> import os
>>> root = 'C:\test'
>>> dirs=os.listdir(root)
>>> dirs
['\x93\xfa\x96{\x8c\xea']
とやると、dirsの中身は見てのとおりshiftJISなのだが、
>>> import os >>> root = u'C:\test' ←u prefixをつけてUnicode文字列と明示 >>> dirs=os.listdir(root) >>> dirs [u'\u65e5\u672c\u8a9e']
とlistdir()の引数を明示的にUnicodeにすればdirsの中身はUnicodeとなる。
この話はライブラリリファレンスのlistdir()の所には書いているが、それを内部で使っているwalk()の所には書かれていない。ということでちょっとはまってしまうかもしれないので書いておく。
2007-09-29 [長年日記]
_ [雑記]日本の米
gooで、「『永遠のライバル』と言えば浮かぶものランキング」というアンケートの結果が発表されていて、あちこちでニュースになっている。その中で気になるのが、16位の「コシヒカリとササニシキ」だ。
確かにササニシキはブランド米の走りとして有名ではあるが、実は冷害にものすごく弱い。実際1993年の冷夏でササニシキの作柄は大打撃を受け、結果米不足騒動が起きたのは記憶に新しい。
そんなわけで今となってはササニシキを栽培している農家はかなり少数派となってしまっている（いないわけではないようだ）。そんなわけで実態としてコシヒカリとライバルというのも難しい。まあ浮かぶイメージなのだからそれはそれでいいのだけれど。
ちなみにこの93年の米騒動の余波で、日本は米輸入を自由化する羽目に至った（Wikipedia関連ページ）。一米品種の性質で国家戦略が影響されるのだ。やはり農業（と言うか第一次産業）は国の大本なのだなあ。
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1. Jan Akkerman
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1. Windows上のPythonでの、osモジュールのlistdir()やwalk()の戻り値の文字コードについて
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1. 日本の米
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