_ [社会派]新宿へのメガブックストアの集中が激しい件について

　題名とは異なり今日は渋谷に出かけたことから始まる。用は別にあったのだが、ついでにブックファーストによる。大盛堂なき今、渋谷最大の本屋と言えばここだ。

　しかしニュースになっているとおり、ここも10/14には閉店してしまうという。渋谷には店は残るが小さなものらしい。

　では旗艦店はどうなるかというと、西新宿に来るというのだ。これで都内のかなりの数のメガブックストアが、こぞって新宿に進出してくる事になり、かなり異様だ。

　他に思いつくメガブックストアが多そうなターミナル駅と比べてみても、以下のとおり断トツである。

新宿

池袋

八重州〜丸の内〜日本橋

（リンクのない床面積は、http://q.hatena.ne.jp/1094920127による。ちなみに今は丸善の本店はOAZOの方の店だよ。日本橋の方は日本橋店。これも今回調べて初めて知ってびっくり）

　まあ新宿らしい過剰さではあるが、そんなに本屋を呼ぶなにかがあるのだろうか？　というか渋谷どんどん本屋がなくなってくるなあ。そう言う街って事なのだろうか。

_ [映画]「ヱヴァンゲリヲン新劇場版：序」

　全国に包帯フェチを大量生産した有名アニメ『エヴァンゲリオン』が、10年の時を経て新作総集編として帰ってきた。ということでそろそろすいた頃だし見に行ってみましたよ。

　冒頭から包帯フェチ向けサービス全開の綾波登場。後は適当にシンジが逃げて偶然転んで押し倒しがあって、で、最後はヤシマ作戦。この映画の半分はヤシマ作戦からできてるね、印象的に。残りの四割が第三東京市の浮上だな。あとは大人のひどさっぷりが全体的に上がってる。また加持さんが登場するまで、シンジ君は周りの大人の精神的虐待に耐えなきゃいけないわけだ。

　ヤシマ作戦はまず使徒（ラミエル？だっけ）が凶悪。使徒の理解不能な不気味さを良く表す無意味な変形をしまくり、ビームを放って唯一理解し合える行動である破壊活動をしまくります。そしてヤシマ作戦、レイの「さよなら」から「笑えばいいと思うよ」の再現。

　そして最後は謎解きの好きなおたく向けに、カヲル君を目覚めさせて意味深な台詞をはかせてオシマイ。早々に地下にいるのがリリスであるということを割ってしまった分を補うためか。

　第三東京市の描写はＣＧを使い、緻密な書き込みとスムースな動きを実現しており、これが「大きいものが動くすごさ」という根源的な興奮を呼ぶ。

　ストーリーは細かい違いはあれど本筋はそんなに変わらず（巷では使徒の数と順番がずれているとか姦しいが、そんなのは本筋ではないし）、作画のクオリティが大幅アップで、それだけでも見る価値がある、って感じかな。

　結局テレビ版も、最初の映画（『まごころを君に』とか）も、後の浦沢直樹に影響を与えたのではないかと思わせるくらい伏線を回収できず投げっぱなしで終わっているわけだが、今回の映画版はきちんとエンディングで全うな着地ができるのだろうか。期待せずに次編も見てみようかと思う。予告編では結構ストーリーが変わっているようだし。

_ [雑記]APX-300利点欠点

　なんか俺の使っているAPX-300が安く出ていて、そのせいか最近よく検索ページ経由で俺のblog記事へのアクセスが来るので、せっかくなのでいっちょ使ってみた感想をまとめておく。

APX-300よいところ

• DLNAクライアントとして過不足なく動く
• 日本語にも対応
• 音質もまあまあ
• リモコンでボリューム調整が可能。俺が使っているアンプがリモコンがないので、ボリュームをこちらで調整できるのはありがたい。

APX-300悪いところ

• 時計内蔵だが時々とんでもない時間を表示する（正しい時間のときもある）。今は11月初めの日付を表示していたりする。NTPで時刻合わせをしているようだが、変なNTPサーバを見に行っているようだ。NTPサーバは固定で設定できない。
• 難しい漢字は表示できない。たとえばサディスティック・ミカ・バンドの『四季頌歌』の「頌」の字が表示できなかったりする。JIS第三水準とかかな？
• 見た目が安っぽい。
• スリープタイマーや目覚まし機能がほしい。
• 光出力がほしい。これは改造法が出回ってるようだけど。
• （10/19追記）曲間が空く。ライブ盤などだと曲の変わり目で一瞬途切れるのでちょっといや。

こう並べると悪いところのほうが多いなあ。でもシンプルに音楽だけをDLNAで聴きたいというニーズにはほぼベストでしょう。値段を気にしなければSqueezeboxのほうになるけど。