2004-10-04 ABC [長年日記]
_ [雑記] 青山ブックセンター
ある日突然青山ブックセンターが倒産したのは記憶に新しい。東京らしい本屋（という言い方も曖昧だが）といえば必ず名前の上がるような本屋であった。
青山ブックセンター自体は黒字だったのに、親会社の赤字のせいで倒産したという話だからやりきれない。
特に私の最寄りのターミナルの新宿では、ルミネで朝早くから夜遅くまで開いていて、会社が終わった後でもよれたので、よく利用していた。
その跡地には今はBook 1stが入っている。居抜きで借りたようで、本棚やら内装やらはまったくそのままである。看板や案内板のみが変わっている。なので本屋が変わったことに気がつかない奴もいそうだ。しいて言えば青山ブックセンターはコミック立ち読みオッケーなところだったのが、Book 1stはビニールをかけているところくらいか。
Book 1st自体はまあ文化的な面にも目配りのある（そう、文化的でない本屋も存在するのだ！ 本＝教養とか文化とか思ってると火傷するぜ）よい本屋だと思うので、ABCの後釜としてはいる本屋としてはまあベストのたぐいではないかと思う。
2004-10-05 ABCの帰還 [長年日記]
_ [雑記] 帰ってきたABC
読売新聞のこの記事によると、昨日触れた青山ブックセンターの六本木店と青山店が再開店したらしい。まあ私はこの辺の地域にはそうそういかないので、この辺の店も訪れる機会もあまりないのだが、なんにせよ良かった。
2004-10-19 矢井田瞳ライブ [長年日記]
_ [雑記] 矢井田瞳東京ドームチケット
だめもとで申し込んだ矢井田瞳の東京ドームライブのチケットが当たってしまった。12/23なのだが仕事が入ったりしないといいが…
なんか最後のドームライブらしいので、まあいいタイミングではある。まああんまりヤイコはアリーナロックではないので、よい方向だと思う。
2004-10-20 またも台風 [長年日記]
_ [雑記] またも台風
今年はたくさん来るなあ。でもって前にも書いたとおり私の住んでいる辺りは大水に弱い。ということで今回も「大水に注意」という放送が流れた。さらに「路上に車を駐車するな」とも言っていた。もしもの際の救助活動などに支障が出るということだろうか。
それから、私の住んでいるアパートのエレベータ内に、「エレベータは2F以上に止めておいてください」との張り紙も。1Fにおいてあると冠水したとき浸かっちゃうってことなんだろうな。どこぞのバカが「2Ｆの人はエレベータ使うなってことなの？ おかしい」とか落書きしていて憐愍の情を誘う。
まあとにかく前回よりもデンジャラス感が漂う雲行きである。
もう暗いので神田川の写真などは撮れない。でも22時現在で前回と同じくらいの水位になっているようだ。
2004-10-23 [長年日記]
_ [買い物] iAudio M3
ハードディスクMP3プレイヤーのiAUDIO社のM3を購入した。20Gモデルで、VBR192〜320KBPSでエンコードしたMP3をCD約130枚分ぶち込んでもまだ8G程度の空きがある。たぶん商品寿命が尽きるまで間に合うだろう。
音質にはさほどこだわらないのだが、十分解像度が高い迫力ある音の様だ。曲間が少し間が開くが（場合によっては0.5secくらい）、まあそれは仕方がないと割り切っているので気にはしない。確かにライブ版だと歓声がとぎれるので不自然ではあるのだが。
私はHDDプレイヤーは、ずっとHDDが回っているもんだと思っていたのだが、実際は必要なだけバッファ上に読み込んで（たぶん8M位？）、そこで間に合ううちはHDDは止まっている。なので止まっているうちは多少振動を与えても大丈夫そう。ただし曲を飛ばしたりするとバッファでは間に合わなくなってHDDアクセスが始まって、スピンアップの間少し待たされたりもする。
それでも手持ちのCDを全部入れてで先で自由にソコから選べるというのは、非常に気楽である。MDを使っていた頃のように、「今日はどのディスクを持っていこうか」と考える必要がない。
またUSBで接続すると、PCからは普通にUSB HDDとして見れるので、ちょっとしたデータの持ち運びにも使えて仕事の時なども便利。マイクが内蔵されていて、MP3で録音できる機能や、FMラジオ機能もついているが、この辺の機能は多分あまり使わないだろう（録音機能は曲を思いついたときに使うかもしれないか）。
まあ総じてよい買い物であったことよ。
2004-10-24 [長年日記]
_ [社会派] 日本学会事務センター倒産
日本に現在どれくらいの数の学会があるかは知らないが、小規模学会も含めればかなりな数になると思う。学会といえど組織であるから、様々な事務処理が発生する。地方学会などは、その地方の中心的な大学（旧帝大とか）の教員や大学院生が担当したりすることが多い。また大規模（全日本規模の専門に分科してない）な学会であれば自前で事務組織を持ってもペイする。じゃあその中間の規模の学会はどうするかというと、日本学会事務センターというところにアウトソーシングしていることが多い。分野が違えど学会事務はけっこう共通する部分が多いわけだし（基本的には学会費徴収と学会員管理、会誌発行とかかな）。ある意味この組織は日本のアカデミーの縁の下の力持ちだったわけだ。
その日本学会事務センターが、今年8月頭に破産したという。倒産の原因は自社ビルを建てたこと！および関連会社への貸付の焦げ付き！だそうな。ちなみに各学会からの預り金は、各学会ごとに別口座にせず同じ口座にまとめてあったとか。
まあなんというか杜撰な。私はもうすでに学会費なんてものは払わなくなって5年以上経つので特に実害はないが、それでも友人知人はアカデミックなところには大勢いるので、他人事ではない（いや他人事なんだけど）。
非常に安定した歳入がありイレギュラーな事態が生じにくいところであるので、それだけに逆に冒険したくなったのかもしれない。とは言え弱小ベンチャーじゃないんだから、屋台骨が揺らぐくらいまで冒険するのはどうも。経営とか投資とかいうものは、普通はリスクと利益を秤にかけてやるもんなんだけどね、その辺の感覚がない人は多い。要は商才のないやつが冒険するな、ってところに尽きるな。ちなみに事務員はほとんど文部科学省の天下りだとか。
あ〜あ。
_ 余談1
ちなみにとある学会は、学会のホームページでのこの旨広報したらしいが、そのホームページも学会事務センターに委託していたため、学会事務センターのサイト閉鎖に伴い見えなくなってしまったそうな。
_ 余談2
ちなみに学会事務センターのサイトは、委託された学会のページも含め、検索エンジンロボット拒否がされているという。
2004-10-26 [長年日記]
_ [社会派] 新潟の地震への首相の対応についての報道
今朝はテレビ朝日のやじうまプラス（CS再放送）とフジテレビのとくダネ！をザッピングしながら見ていた。どちらでも新潟中越地震の対応のための首相の現地入りが、発生後三日目の今日であったことについてコメンテイターが発言していたのだがその内容が全く違ったのが興味深かった。
やじうまプラスでは「こんなに遅くなって小泉首相は全くけしからん。官房長官や副首相が動かなかったのは首相が動かなかったから」という論調であったのに対し、とくダネ！では「首相は他にもやるべきことはあるので、現地に行くのが遅くなるのはある意味しょうがない。それよりもに、首相が陣頭指揮を取らないとことが進まないような状態が問題。迅速な災害対策が可能な組織作りをすべし」という論調であった。
残念ながらというかやはりというべきか、私の耳にはとくダネ！の論調の方が正論に聞こえる。テレビ朝日系の報道も、政府批判してれば万事オッケーなんて考え方から早く脱して、もう少し建設的な提案をして欲しい。
2004-10-27 [長年日記]
_ [社会派] 新潟中越地震の取材陣が支援物資を買い占めている？
という話が出ているようだ。
http://d.hatena.ne.jp/iori3/20041025#p2
まあ2ch情報なので頭から信じるわけにはいかないが、でもあり得る話だと思わせてしまうあたりが昨今のマスコミの堕落ぶり。
元朝日新聞の徳山喜雄氏は、著書『報道危機』で、池田小学校事件の時に遺族が葬儀のマスコミ取材を拒否した事に触れ、本来なら「権力対市民・マスメディア」という形のはずなのに、「権力・市民対マスメディア」という形になっていると指摘したが、これが本当ならまたその例が出てしまったということか。
孤立した地域に取材に行ったマスコミ人が戻れなくなり、自衛隊のヘリに救出してもらったということもあったしな。「報道関係者、自衛隊ヘリが救助＝孤立地区で「乗せてって」−県が各社に抗議・新潟」（リンク先はじき消えると思うけど）。
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2004/10/
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1. blog移行
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1. 青山ブックセンター
2. そして一方
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1. 帰ってきたABC
2. 地方書店
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1. 台風22号で増水中の神田川
2. サイレン
3. 6時現在
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1. 矢井田瞳東京ドームチケット
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1. またも台風
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1. 水防災総合情報システム
2. iAudio M3
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1. 日本学会事務センター倒産
2. 余談1
3. 余談2
4. リンク集
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1. 新潟の地震への首相の対応についての報道
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1. 新潟中越地震の取材陣が支援物資を買い占めている？
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