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2004-11-02 [長年日記]

_ [社会派] マスコミ批判批判批判

 前に書いた中越地震の取材陣が食料を買い占めている話に、マスコミ関係者から反論が出ている。

 

http://kusanone.exblog.jp/1256857

 

 要は

  • 2ch発の情報なのでauthorizeされておらず無条件に信用すべきでないのに、広く引用されているのはよくない
  • マスコミ関係者にはそう言う問題があるものもいるが、志をもってちゃんとやっているものも多い。問題は解決可能である。

ってな話。

 これで思い出したのはこの記事。不良債権山盛りの銀行について、それを不良少年に例えて「竹中大臣(大蔵大臣、当時:引用者注)のように不良を追いこむだけでは、不良以外の生徒にとっては拍手喝采でしょうが、当の不良は益々スポイルするだけです。不良の気持ちになってください。不良を立ち直させるのは批判ではないはずです」とほざく銀行員のメールを木村剛氏が紹介している記事だ(そう言えばもともとの話の発端も奇しくも木村氏のblogだな)。木村氏はそれに対して「銀行には10年もチャンスが与えられたのだが」と指摘している。

 そう、つまり「時間は十分にあったんじゃないの?」ということだ。阪神大震災からは9年、いわゆるメディアスクラムが問題になった和歌山ヒ素カレー事件からは6年経っているが、問題は解決可能というならば、それだけ時間があれば解決の第一歩程度は見えているのではないだろうか? そして今回の取材活動には、それらの反省が反映されているはずではないのか? そう見えないから批判されるのがわからないのか? 取材ヘリの音は生存者捜索の邪魔になるって問題にならなかったっけ? マスコミが退去して押し寄せて同じ質問ばかりするのは非常にされる方にとってつらいって問題にならなかったっけ?

 

(一応それら問題に対応するために、各報道機関は第三者を含んだ委員会などを発足させているが、あまり広報されていない印象がある。つうかみんな聞いたことある?)

 

 普通の民間の会社では、これだけの問題について、6年経っても何かしら一般の人の目に見えるアクションがなければ、いわゆる消費者に見放されるってな状態になるだろう。そう考えるとこの事態の異常さがわかるだろう。

 確かに食料買い占め情報は2ch発なので、そのまま信じるわけにはいかない。だがこれだけ話が広まったのは、つまり皆が「ありそうな話」と思われたからである。つまりそう思われるような行動をし続けた結果に過ぎないのだ。マスコミは掣肘する権力のない第4の権力なのだから、自浄作用はほかの組織に比べると高いものが要求される。それに応えて来たの?ってことだ。

 

 だからさ、「そうした問題は解決可能だとわたしは思う」とかぬるいこといってないで、解決への実効性のあるアクションを具体的に起こせ、な。時間はもうないの。でもって解決に向かってどういうアクションを起こしているか、もっと見せて。マスコミ様の大好きな「透明性」「説明責任」「問題を先送りしない」「自浄作用」とかってやつのお手本を見せてくれよ、なぁ。頼むよ。

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2004-11-06 [長年日記]

_ [雑記] 有名blog(笑)からのリンク

 愛蔵太さんとこからリンクされちまったぜ。

(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル

ってのは冗談で、まあ私の信頼しているblogerの1人なので光栄でっす。

_ [雑記] 文科系の論理センス

 現役弁護士の方が書いたこんな記事がある。要は法曹関係者(弁護士やら裁判官)は、基本的な形式論理学の素養が全くないという話。もう例えばA and Bを否定すると(not A) or (not B)になることがわからないというレベルなんだそうだ。

 その記事の中ではいわゆる理科系(と十把一絡げにするとあれだが、話が長くなるのでとりあえずざっくりと)の人からは冗談だろうといわれた話が紹介されているが、まあ文学部出身の俺からみればさもありなん、特に驚くことではない。「文科系をなめるな」といってやりたいね。

 基本的に文科系(と十把一絡げry)の人たちは、そう言った技能的なものには関心がないというのが俺の印象だ。これには儒学の影響があるとかいわれているがまあそれはおいといて。議論や理論を構築するのに必要な諸々の技能というものをあまり重要視していないのだ。例えば論理学であるとか統計学であるとかだな。

 じゃあ何を元手に理論を構築するかというと、それはもう自分の全人格をかけて、ってことになる。つまり事実(データ)から論理やら統計といった技術を使って結論に至るわけではなく(いわゆる新科学哲学の発見的文脈と正当化文脈とかいう話はおいておく)、全身全霊を傾けて考えて結論を導くのである。

 なので文科系の学会での理論批判というのは、そのままその理論提案者への人格攻撃と捕らえられてしまう。理論というのは事実と論理による(ある意味)小手先技で導き出されたのではなく、その人の全人格の帰結であるからだ。「技」を持っていないなら「素」の勝負になるからな。

 

 ちなみに裁判官は、裁判で提出される様々な証拠について、どれを信用して採用すべきかは、自分の自由意志に基づき決定することができる。これを自由心証主義と呼ぶが、この場合でも自由というのは何でもかんでも好き勝手にという意味ではもちろんない。いくつか当然制限があるわけだが、その中の一つに「論理法則、経験法則による制限」というものがある。つまり論理に沿って、経験法則(平たくいえば物理法則とかだな)に基づかなければならないわけだ。

 論理学の基礎を知らない裁判官が、果たして論理法則によって制限されるものだろうか? そう言う状況では、結局自由心証主義ってのは何でもかんでも好き勝手ってことになるのではないだろうか?

 

 ちなみに裁判官の経験法則についての知識の方も怪しくて、例えばある強姦殺人事件で、死体に付着していた唾液がAB型であったにもかかわらず、容疑者として検挙された者の血液型はO型とB型であったということがあった。裁判官は堂々と「A型の唾液とB型の唾液が混ざったのでAB型の反応が出たのだ」と宣ったという(『困った裁判官』より)。経験法則についての知識のない裁判官がry。

 

 民主主義ってのは構成員が十分な教養があるという前提で成り立ってるからね。裁判所というのも民主主義を構成するための重要な組織なのは言うまでもない。

_ [調査メモ] 自由心証主義

 自由心証主義についてはここが詳しそう。

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2004-11-07 [長年日記]

_ [写真] 新札来る

 早速手元に新札が回ってきたのでちょいと撮影。それでリタッチしようとしたら、PaintShopProでは「紙幣の画像は編集できません」とかメッセージが出て編集できないのね。

 つうことでごてごてに編集してこんな感じで。

新5千円札

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2004-11-13 [長年日記]

_ [読書メモ] 涼宮ハルヒシリーズ

 山本弘氏は、「ライトノベルという分野は軽視されている」と主張している。私自身もそう言ったジャンルわけによって面白い読書体験を逃すのもバカらしいので、色々読んでみてはいる。とは言えスタージョンの法則通り面白いものはなかなかないのが事実である。一応好評で続編が出てシリーズものになっているようなものをセレクトしているのに(ちなみに『R.O.D.』『護くんに女神の祝福を!』)どれもあまりピンと来なかった。ライトノベルに入るかどうかよく分からないが、面白かったのは『マリア様がみてる』シリーズくらいだったなあ。

 まあそんな中サイコドクターさんところで紹介されていたので読んでみて面白かったのが、今回紹介する涼宮ハルヒシリーズ。ネタバレなんか気にせず思うままに書くんで未読の人は以下読まない方がいいかも。

_ [読書メモ] 『涼宮ハルヒの憂鬱』

涼宮ハルヒの憂鬱  シリーズ1巻目のこの本では、まずはシリーズ最初ということで登場人物が次々に現れるわけだが、彼らが皆クリシェにまみれた人物造形なのである。周りの迷惑を顧みない思いついたら一直線のパワフルガールの涼宮ハルヒ。その子に引っ張り回される役回りの主人公のキョン(本名すら言及されない扱い)。文芸部の読書好きの眼鏡っ娘の長門有希。童顔巨乳でな萌えっ娘の朝比奈みくる(コスプレ担当でもある)。いつもスマイルの謎のハンサム転校生古泉一樹。以上が主要な登場人物だが、他にも明朗活発で人当たりの良い女委員長なんてのも出てくる。

 正直この辺りが出てきたあたりで「また凡百のラノベかあ」とか思いながら読んでいたのだが(これで訳知り顔で主人公に謎の依頼をする生徒会長がいれば完璧だよ)、その辺りから少しづつクリシェから外れていく。主人公を殺そうとする委員長。そこから明かされる登場人物たちの秘密。それが明かされると、表題の涼宮ハルヒも含めた登場人物が典型的な人物造形であることの必然性が明らかになる(ならない人もいるがまあそれはそれ)。このような、ありきたりと見せかけて、(いわゆる)SF的な仕掛けでそれを裏返してみせるというあたり、(本来的な)SFのセンスオブワンダーが十分存在して非常に楽しめた。

 最終的に世界を救う鍵になったのがキョンとハルヒの恋愛感情ということで、最終的に(道具立てに比べれば)ありきたりなボーイミーツガール系の落ちというのがちょっとなんだが、ここであまり実験的にしても一般的なお話として収拾がつかなくなるだろうからこれはある意味仕方ない部分だろうか。

 あと特筆すべきは語り手キョンの語り口だ。前にもちょこっと書いたが、シニカルな男性一人称好きの俺にど真ん中な語り口である。かなり独特な語り口なのでもしかしたら好き嫌いがあるかも。チョット前にはやった椎名誠とかの形容詞冗長語り口と手口は似ているかも(道具立ては全然違うよ。念のため)。そういう80年代の残滓的な部分から考えると、作者は30台の人なのかな(と思って調べてみたら1970年生まれだって。ドンピシャ)。

_ [読書メモ] 『涼宮ハルヒの溜息』

涼宮ハルヒの溜息  前作がお話として完結してしまっていること、あとは色々な書評を見るに前作と比べると面白くないという評判が多いということで、あまり期待しないで読んだのだが、まあ期待よりは面白かった。

 がストーリーよりも、ハルヒを巡る陣営の立場の違いであるとか、ハルヒの本人が気づいていない能力が具体的に発現したらどうなるか、といったガジェット部分の描写の方が興味深かったという意味で面白かった。ストーリー自体はパワフルガール引っ張りかき回しモノの域を一歩も出ていない印象。

 まあある意味この作品は、一作目が『クリムゾンキングの宮殿』であるのに対する『ポセイドンの目覚め』なんだな。というかそう言う一般性のない喩えをして俺は一体何を伝えたいのだろう。

_ [読書メモ] 『涼宮ハルヒの退屈』

涼宮ハルヒの退屈  一作目と二作目の間のエピソードを集めた短編集。これも巷の評判ではあまり面白くないということであったが、まあオレ的にはまあまあ。これは『アイランド』だな。あれもいろいろ批判されるが、ボズやウォーレスってある種のロック感があってその辺はわりと好きなんだよ、俺は。

 それはさておきようやく未来人が未来人らしくタイムトラベルをかますし、朝比奈さんは朝比奈さんらしくなくすべきでないものをなくしてしまうし、宇宙人は宇宙人らしい時空を超えた解決策を披露するし。狭義のSF的な面白さは結構ある。といっても短編一つでの話だけどね。

 ほかの短編はまあ平均的な出来。っつうかここで語ろうというモチベーションをかき立てるほどのフックは俺にとってはなかった、ってところ。

_ [読書メモ] 『涼宮ハルヒの消失』

涼宮ハルヒの消失  表題通りハルヒが突然「いなかったこと」になっている世界に放り込まれたキョンはどうする? ということでこれは快作。これまでの伏線も生かしてSF的大技を見事に決めて、主人公の心理描写もしっかりこなして着地している。

 最終的にキョンはハルヒに振り回される立場を主体的に選択し直す。そこで第一作のラストの「フリ」がようやく「抜けた」観がある。2作目3作目の低調も、これを引き立てるための伏線に過ぎなかったと思わせる。実際にいろいろ伏線も回収しているしね。2、3巻というのはこれを読むために存在すると言っていいだろう。おそらく2、3巻は一回読んだだけで再読しようという気にはならなかったと思おうが、これを読んだ後は再読したいと思うはずだ。

 とりあえず寝袋から起き出すハルヒが非常にかわいらしく、キョンと一緒に寝顔に落書きする衝動に駆られてしまそうな部分がクライマックス。

 ということでこれは、その存在によって80年代のくそといわれた作品の評価を一転させてしまった『Thrak』だ(もうこうなったらこの喩えは最後までやっちまうぞ)。

_ [読書メモ] 『涼宮ハルヒの暴走』

涼宮ハルヒの暴走  またも短編集。時期的には長編である1巻と2巻の間、2巻と4巻の間、そして4巻以降でそれぞれ一作ずつで3作納められている。

 白眉は『エンドレスエイト』。まあ要は『うる星やつらビューティフルドリーマー』なわけだが(この作品も俺ら30台には衝撃的な作品だった)、かなり思い切った数字に笑う。15498とか8769とか。最終的に抜け出すきっかけになったのは、一緒に夏休みの宿題を仕上げる機会を設けたことということになっているが、じつはハルヒがキョンの家に遊びに行けたことなんじゃないだろうかとなんとなく思ったことよ。高校生くらいでも、女の子は彼氏の親に紹介されるとまんざらでもないらしいんだよね。なんか目茶苦茶余所行きの顔してしおらしい挨拶なんかするんだよな。それでその後は微妙にもう女房感アップってな感じである意味辟易って感じ。高校生の男の子にとってはね。

 それはサテオキ。もう一つ特筆すべきは『雪山症候群』。いろいろ今後の伏線が込められていそうな中編である。キョンの奇妙なデジャブ。情報統合思念体の中での急進派の存在の暗示。長門がいなくなった場合のハルヒの出方。鶴谷さんの洞察力。この先回収されるかどうかはわからないが、いろいろ期待させる伏線である。楽しみに待つとしよう。

 ちなみに、長門が出現させたと思われる朝比奈さんの幻だが、ワイシャツ一枚というイメージは長門は一体全体どこから持ってきたのだろうか? 実はそれが一番回収して欲しい伏線である、俺にとっては(笑)。まったく、読書していると思ったら変なことばっかり覚えて(笑)。

 ということでこれは良い作品がそろっていてしかも発展性も期待できる『暗黒の世界』だ。ここまで来ると全然喩えになっていないがまあそれはそれ。

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2004-11-18 [長年日記]

_ [雑記] jackass

 新宿紀伊国屋には表通りに面した巨大スクリーンがあって、今話題のDVDとかの宣伝とかがかかるのだが、この間は映画"jackass"の宣伝がかかっていた。いくら映画とはいえJackassが新宿通に広く上映されるのはどうかと思う。

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2004-11-19 [長年日記]

_ [雑記] わざとか?

 新宿ジュンク堂に行ったら、アナール学派の棚に『アナル全書』があった。わざとだったらかなり狭いところ向けのネタなんですけど(アナルだけに狭いところ向けなんだな)。

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2004-11-23 [長年日記]

_ [雑記] 奇跡の療法

 「奇跡」と言われてまず思いつくのは奇跡の詩人日木流奈、という非常に偏ったアナタに、今回は奇跡の療法とか言い出している奴等の話。

 というのは『EMDR…これは奇跡だろうか』(季刊 こころの臨床 a la carte第18巻1号)の話。EMDRってのの説明は私がするよりもオフィシャルな説明の方がいいと思うのでそっち見て。EMDR Network Japanの公式?ページ。

 この治療法の効果については触れない。私が違和感があるのはこの題名。「これは奇跡だろうか」だよ。とても冷静な判断力のもとにつけたとは思えないこの題名。とてもじゃないが治療効果を公平に判断している印象は受けない。このような題名が通ってしまったこの療法の推進者たちの(当時の)状況というのを考えるとぞっとする。自分を客観視できないムーブメントとは恐ろしいものである。我々はそれを文化大革命に代表されるような様々な共産主義運動で目にしてきた。

 ちなみに中身は、以前立ち読みしただけだが、おおむねまともな印象ではあった。ただ一編だけ、この療法の科学性を主張している論文があってそれがまたトンデモ系であった(ちょっと今目次見てもどれだか思い出せないが)。普通こういう療法の科学性と言えば、まず対象となる症状の発生メカニズムの実証的論理的解明、そしてその結果わかった原因または発生メカニズムへの、療法の影響の実証的論理的説明、そして治療効果の十分な再現性の説得力を持つ科学的な実証(二重盲検法とか色々使ったやつ)といったものがそろって初めて主張できるものである。ただこういう心理療法は、なかなかそう言ったものはそろえられないので治療効果だけでもまあありかもしれない。

 ところが件の論文はそのどれでもなく、EMDRという療法の手順というのは定式化されていて再現可能だから科学的である!と述べているのだ。先にも書いたとおり再現可能であるべきなのは治療効果。手順が再現可能だとか言ったって普通再現可能なものを手順と呼ぶのだよ。

 

 まあ新しいものが発生したときには、こういうとんちきが現れるのは仕方ないのではあるが、現在ではその様な熱狂についてはそれなりに違和感と言うか距離感はおかれているのだろうか。偏見で語るが心理療法家なんてのはそう言うのに対する耐性ってあまりないような気がする。

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