_ [Handicapped]手指障害者におサイフケータイは便利

　スラドで「おサイフケータイを普及させるには ?」というストーリーがあったのだが、ちょっと乗り遅れたのでここに書いておく。

　手の、特に指が動きにくい障害者は、当然のことだがお金を扱いにくい。小銭はもちろんのこと、紙幣だってなかなかに扱いにくい。それがお財布の中に入ってた日にゃ、その扱いは健常者が酔っぱらった状態でタップしながらジャグリングをやろうってくらい難しい（ただしスティーブマーティンならできるが）。

　そこでそれなりに持ちやすい大きさ・形状で、触れるだけでオッケーのおサイフケータイなんですよ。同じ電子マネーでもカードは駄目。持ちにくいからね。薄っぺらいカードを取り出そうってだけで健常者が酔っぱらった（ｒｙ。

　私の不勉強かもしれないが（だといいのだが）、おサイフケータイの利点としてそういったバリアフリー性を謳っているのをあまり見たことがない。

　おそらくは電子マネー最大手のSuica/Pasmoが、システム的に鉄道運賃の障害者割引に対応してなかったりするので、やぶ蛇を避けたいためではないかと思われるのではあるが（こちら参照）。ちなみに東京の地下鉄（都営、メトロ）でSuica/Pasmoで運賃の障害者割引を使うには、Suica/Pasmoで子供料金切符を買って、障害者手帳と一緒に駅員に見せなければならない。Suica/Pasmoを券売機に差し入れるって行為は、手指障害者にとっては健常者が酔っぱらった（ｒｙ。

　その辺どうにかシステム的にクリアーにして、触れるだけでOKという利点を、それがより必要な人々が利用できるように広く使ってもらえるようになることを願っている。それこそがテクノロジーの存在理由ではないだろうか。

※「割引されるんだから四の五の言うんじゃねえよ、カタワが」という意見も世の中にはあるようなので、それはそれで拝聴しておく。

_ 御礼

　番長・山尾・相場師匠におきましては入院中・後のコメントありがとう。まあ死なない程度に生きてるよ。

＞山尾

　まあお酒はぼちぼち。病院でリハビリの道すがら地酒を取りそろえている酒屋を発見してねえ。何にせよリハビリの目的があるのは良いことだ？